お仕事

2008年7月 3日 (木)

やっぱり

相変わらず今日もとろけながらディスカッションした。英語は本当にダメダメだった。

昨日からいよいよシーケンシング用のPCRプロダクトの準備を始めたがポリメラーゼを変えたらやっぱりアニーリング温度に影響が出てしまった。はじめGoTaqでシングルバンドになる条件を見つけて、本番はタカラのプライムスターを使っているが・・・。最初からプライムスターにすれば早いのに・・・。結局明日からは最適なアニーリング温度探しをすることになった。次はグラディエント機能のついたサーマルサイクラーを他の研究室から借りて一気にやることにした。また振り出しに戻ったのね・・。はぁ。

GoTaqで始めたときには最初に論文通りの温度条件でタッチダウンPCRしてみたがプロダクトが確認できず、同じ条件でテンプレートを増やしてPCRして、電気泳動時にゲルにアプライするPCRプロダクトを25μlにしてやっと確認できる程度しか増えていなかった。そこで普通のPCRに変えてアニーリング温度をプライマーのTmよりも20度も低めにしたところ上手く増えるようになった。ただそれでもサンプルを10μl以上流さないとゲルで確認できないくらい増幅率は悪いのだ。でもネットで調べてみるとディジェネレイトPCRをやっている人たちはたいてい40サイクルくらい回しているようなのでサイクルを増やせばどうにかなるなと思えた。ダイレクトシーケンシングをするのでちょっとこわいけどプライムスターのエラー率は低いとのことで、40サイクルすることにした。

ところで英語は l と r の発音が本当にダメらしい。いまは recA と lepAが上手く伝えられてないようだ。レックAの場合はアメリカではレにアクセントを置くようなのでックAと言えば伝わる。が、lepAがどう発音してもrecAと聞こえてしまうらしい。 p と c は聞き取りにくい音なので出だしの響きで判断されている模様。どうにも伝わらずに最終的にはスペルを伝えるパターンになっている。英語のクラスでも「climb Mt.Fuji」と発音したら先生から「かまやつのclimbはcrimeに聞こえるよ」とのこと。「raw fish」も「law fish」になってると。。他にはスーパーでpaper or plastic bag?と聞かれていていつもペーパーしか聞き取れずいつも「ペーパーで」と返していた。ある時レジのおじさんがゆ~っくりplas-ticと言ってくれてやっと理解できたのだ。でもそれもプラスティックとは聞こえておらずどちらかというとプレスティックと聞こえていた。えーなになに、プラスティックって言ってたの~と、こちらに来て4ヶ月目に謎が解けたのだった。本当に『いまなんて言った?』って言うときはたいてい単語のスペルに or か ar か  l が入っている。本当に私には高い壁だにゃー。

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2008年5月24日 (土)

新しい仕事やっと始動

昨日からやっとアイザックが動き出した。その前までカレンからゲノム取りとPCRという仕事をもらっていたが、終わってしまうのでどうしましょうかと相談したところアイザックの仕事が始まるからと言うことでボスがアイザックに替わったのだ。やっとだ。新しいプロジェクトが変わると言われてから、誰に仕事のことを聞けばいいのか今ひとつわからなくなり、アイザックもどこかに出かけていたりしてこの2週間ほどの仕事内容はいまひとつだったのだ。つまらなかった。カレンも発表やら何やらでかまってくれず、私がやったカレンの仕事(シーケンスうんぬん)の結果が出てからどうなったか教えてくれないので、どうなったのかわからなかったのだ。まあやり直しがあれば指示されるはず(彼女が自分でやるわけがないので)なので、結果は良かったのだと思うことにした。

アイザックの方針としてはテクニシャンにも仕事内容を把握して欲しいようで、論文くれたり彼のプロジェクトのレジメをくれたりと至れり尽くせりだ。しかも「デスクはどこなの?」と聞かれ「旦那の隣(隣と言っても離れているが・・)」と答えると「えーあの机使ってるの!?」と言いながら、私のデスクに行き、机の下に置いてあった大きな段ボールやデスクの上に置いてあったゴミ?などを片付けてくれた。ほえ~感動なんですけどぉ・・heart04極めつけ!はなぜかアイザックが私のデスクの鍵を持っていて、彼の腰につけた鍵束をカチャカチャやって鍵を外して私にくれたこと。なんだか部屋の鍵もらってるみたいだわ~とドキドキしてしまった。ホント、バカだわ私って。彼としては単なる親切で「鍵閉めても少しこの引き出しは開いちゃうけど、大事な物はしまっておいた方がいいよ」と教えてくれただけなんだけどね。アイザックがごそごそやり出したので、デスクで考え事をしていた旦那が何事かと近づいてきていた。が、うちの旦那は嫉妬などしないので、ちょっとアイザックにちょっかいを出して自分のデスクに戻っていった。

いや本当にアイザックが一生懸命気を遣ってくれているので、正直困惑気味だ。こっちは給料もらっているんだからさ、もっとドライでいいのよ~と内心思っているのだが、これがアメリカ式なんだろうか?昔よく「アメリカじゃテクニシャンに嫌われたら仕事をやってもらえなくなる」とか「アメリカではテクニシャンの地位が確立している」とか聞いたけど、そういう感じなのかな?まあなんであれ、優しくされて舞い上がっているのは事実なのじゃlovelyいい仕事しまっせ~~。

ところで、新しい仕事は少し難しいかもしれないと思った。ただ、色々相談しながらsmile条件検討もして良いようなので、本当に腕の見せ所だ。英語もカレンの時よりももっと使うことになるのでがんばらねばならない。正直、アイザックの英語は聞き取れないことが多いので集中してないと大変だ。

いや~しかし、アイザックはキュートだわheart02サンプルの受け渡しとかいろんな説明なんかで至近距離にいることが多い。気づくと、『無精髭が金色だわ~heart01』とか『腕毛が結構あるから胸毛も生えてるかしら~heart01?せな毛はどうよ?』としげしげと別のことを考えている自分がいてこわい。肌もきれいだし(やっぱ若いからか?まあうちの旦那もきれいだけどさ)、一生懸命顔を真っ赤にして話すところがね・・lovely。おっとこんなに近くにいるってことはアイザックの目にはたるんだお肌で毛穴広がりまくりの40間近の姉さんの顔が映っているに違いない!まずい!!等々など・・・・・。ひょえっ!これでは欲望丸出し男のソウルと同じじゃないかぁ!気をつけねば。。それにしても昨日今日と顔がゆるみっぱなしで小じわが増えそうじゃ。

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2008年5月 9日 (金)

新規プロジェクト

5月に入ってカレンとの仕事も一段落した。最終的にはPCRプロダクトをQIAGENのキットで精製してシーケンシングは外注とのことだったのだが、最後の最後で全サンプル50個を精製するのがきつかった。簡単な作業なのだが、2本ずつあるチューブをまとめて精製するのに間違えないように気を遣うのが大変だった。私はうっかりミスが多いタイプで、自分で欠点に気づいているだけに注意を払うのに本当に力がいる。精製の作業よりもチューブを間違えないことの方が大変なのだ。同じサンプル名が何個も入っていたりしてそれもどうした物かと思ってしまう。まあ、カレンが気にしていないようなので気にしないようにした。

そして精製のためサンプル表をチェックしていると、またしてもうっかりミスに気がついた。ミスってほどではないが、2サンプルまだPCRをやっていない物があったのだ。あーあ。しかもこの日で最後のサンプルのPCRを仕掛けたところだった。この反応が終わってからまたかけ直さないと行けないのでいろんな作業が2倍になってしまった。がっくり。PCRが終わるまで、少しずつ精製作業を進めたが本当にきつかった。結局9時半から始めて、すべての作業が終わったのは午後5時半だった。1時間休憩を取った物の、立って作業をするタイプの実験台のためほぼ6時間以上立ちっぱなしだった。本当に疲れた。

その日そんなにがんばったのはカレンから火曜日中に全部終わらせてねと言われていたからだったが、サンプルをもってカレンの所に行くと「来週の月曜日に発送だからそれまでフリーザーに入れておいて」と言われた。『・・・なんだかなぁ。。』来週発送なら今日全部終わらせなくてもよかったんじゃぁ・・と心の中で思った。

やはり英語での会話が苦手なため、細かいところが確認できずに無意味なことをやってしまうことが結構多い気がする。ふーむ。まあいいけど。。あー、今気づいたが月曜日私は休みのはず、カレンは土曜日に博士課程のプログレス発表があるらしく金曜日に話しかけにくくて来週の話をしていなかった。こっちもうっかり月曜日は出勤しないことを忘れていたので引き継ぎの準備をしてこなかった。また呼び出されるのだろうか?面倒だ。

火曜日は実験室を行ったり来たりしていた時に教授がカレンと話しているところに出くわした。教授が「ハ~イ、かまやつ。いま君のことを話していたんだよ。お給料をもっと出すことにしたから、たくさん働いていいからね。」と言ってくれた。そしてカレンが「新しいプロジェクトが始まるわよ!」と。かなりうれしいじゃないですかぁ~。今までよりも給料がたくさん出る=working timeを気にせず、好きなだけ働けるということだ。しかも以前の3倍以上の金額を出してくれるそうだ。これって一応私の仕事っぷりを認めてもらえたってことだよね。でも旦那は渋い顔。旦那は本当は私に自分の仕事を手伝ってもらいたかった。が、どういう訳か学生の仕事を私がしているのが気に入らないのだ。学生が面倒なことを私に押しつけているだけなんだからがんばらなくて良いというのが旦那の本心。微妙だね。ただ、今までは旦那の手伝いは無給でやっていたけど、今後は有給で手伝えると思って良いのだ。

カレンの仕事を振り返ってみると、培養菌体からゲノム抽出が30個ほど、PCRが50サンプル(実際は80サンプルくらい)、PCRプロダクトの精製が50サンプルという仕事内容だった。ちょっと時間が掛かりすぎた気がする。物がそろっているラボでこの仕事をしたならばもっと早く終わったような気がした。まあカレンはこの仕事を昨年の6月から始めて全然進んでいなかったので、そこを考えにいれれば早かったと言ってよいかも。。

ところで次のプロジェクトはまたPCRがらみだ。カレン曰く「Because you are a PCR queen ! 」だそうだ。この言葉は何度も言われているがいまいちピンとこない。私は何も特別なことをしていないのだ。ただ試薬を混ぜて決められた条件のプログラムを回すだけ。ふーむ。何度もマジック!とかミラクル!!とかいう言葉も言われているが非常にリアクションに困るのだ。。。

もらった論文を読んでみたところ微生物の同定のために今まで行っていた手法(カレンとやっていた仕事がこれだ)とは違った新しい方法について書かれていた。カレンにいくつか質問したところ「アイザックの仕事だから彼に聞いてみて」とのこと。ほえlovelyアイザックの仕事なのね。と、おばさんはニヤニヤしてしまったのだったsmile

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2008年4月18日 (金)

ボスについて

教授のw先生はドイツ人で彼の研究分野では結構有名な人だ。論文や著書もたくさんある。長身でやせ形だけどがりがりではない。白髪に白い髭。いくつなのか知らないけど、見た目はおじいちゃんぽいががたいが良いせいか50代くらいにも見える。教授室にはlaughに関することわざのようなものがあちこちに貼り付けられている。旦那の話では大学院の授業ではめちゃくちゃ厳しいらしい。が、我々ラボで働く人々や他のラボの研究者には気さくでファニーな人という印象だ。教授がそんなことまでしなくてもと言うようなことまでやってくれることもある非常に親切な人だが、面倒なことになったりすると突然具合が悪くなったと言って帰ってしまうというお茶目な一面も持ち合わせている。

w教授は3月上旬から5週間のニュージーランド出張に行っていた。なので私が働き出してから教授に会っていなかった。

今朝は誰もいない実験室でゲルにサンプルをアプライしていると人が入ってきたので顔を上げるとw教授だった。先生は私の顔を見てびっくり顔をしながら「Hi~! How are you doing? 」と言ってきた。「Fine !!」と答えにっこり微笑むと「(Do you ) Enjoy your job?」と聞いてくれたので「Yes!!」と答えた。その後先生は「ノハを探しているんだ」と言って実験室の奥のノハのデスクを見回していたので「今日はまだ彼女は来ていないと思います。」と答えたところ、先生は「そうか」と言って引き上げていった。

短いやりとりだったがかなり感動的だった。ボスからEnjoy your job?と聞かれるって、かなり恵まれた状況じゃないだろうか?日本で何人かのボスの下で仕事をしてきたが、なかなかこういった表現ができる人はいなかった。直ボスではないが旦那の指導教官だったKさん(現在W大の准教授)は部下が(仕事において)HappyであることとEnjoyしているかどうかを気にかけている人で、私は先生の下で仕事をしている人たちをかなりうらやましく思っていた。

私の上司は1「(結果はどうであれ)とりあえず仕事をしていてくれればいいわ」、2「(あなたの生活などどうでもいい、プライベートを犠牲にしてでも)早く結果を出して!」、3「手を抜いているだろう!もっと働け!!」っていうタイプが多くてなんだかな~という感じだった。1タイプは自分の立場に余裕がある人(大ボスからかわいがられているので成果は関係ない人)で「とりあえず仕事をして駄目ならいいや」っていう考えが根底にある。まあ、部下としては楽だけどモチベがあがらない。 2タイプは自分の成果を非常に気にしているので半ばパワハラ的なことを言うことも多々あった。私も結果を出したい気持ちが強いのでかなり身を粉にして働いたけど、結局この上司は自分がかわいいタイプなので働き損な気分が残った。 3タイプは「俺様は管理職だ!」という感覚が強い人で、常に「嫌だったらいつでも辞めてもらっていいんだよ」という気持ちが言葉の裏に見え隠れしている人だった。さらに部下がやる気を出していると必ずネガティブなことを言ってたたきつぶそうとする負のオーラの塊まりのような人だった。

今回のw教授との短い会話を通してちょっと思うところがあった。仕事に対する考え方と将来自分がどうしていきたいかを改めて考え直した。先生と知り合えて(出会えて?)良かったとちょっと旦那に感謝している。

その日は早々と午前中に仕事が終わってしまったがラボに残ってうろうろしていたら、ミーティングに呼ばれた。ノハのプログレスレポートだった。ノハはエジプトの国立研究所に所属したままこちらのラボに派遣されている研究員(旦那と同じ)大学院生ですでにまる3年になろうとしているようだった。仕事が上手くまとまらないらしく(論文はすでに3歩うでている模様だが)、当初の帰国予定をずいぶん延ばしているようだ。それももう限界でどうにかしてでも10月までに仕事をまとめてエジプトに帰らないとクビになってしまうと言っていてちょっと辛そうだった。こうなってくるとエンジョイどころではないようだ。。。

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2008年3月28日 (金)

仕事5日目

金曜日。今日は9時半から仕事。

のはずが、朝ラボに行ったところ誰もいない。コンピューター室も真っ暗、カレンの実験室も鍵がかかっていた。鍵を開けて中にはいると、鞄はあるので学内にはいるようだった。

今日やることは何となくわかっていたので、とりあえずゲルでも作るかとインキュベータから溶けているゲルを取り出し型に流し込んだ。結局、水曜日のPCRのチューブが見あたらずカレンが戻ってくるのをぼーっと待っていた。

カレンは11時に現れた。悲しいことに今日私が来ることを忘れていたそうだ。そうだよねぇ。。パートのおばちゃんだもの。。今日は11時から女子学生が来て洗い物をやっていた。その指導のために戻ってきたのだ。私が雇用のためのペーパーワークをやっていた日に、その女子もペーパーワークとインターネットでのガイダンスをやっていたのだ。そういうことか!と思った。

このラボは去っていった研究員たちの遺物ともいえる、培養済みのチューブやガラス瓶がたくさんある。本当にすごい大量にあるのだ。しかもアルミキャップとゴムキャップで密栓してあるので、これをひとつひとつ外して、中味を出して洗うというのはかなり大変なことだと思う。しかも中の液体はびっくりするほどくさいのだ。培養されている物は古細菌の仲間が多いと思うのだけど、これが尋常じゃない臭さの物もあるのだ。。。

洗い物をしている学生を見てピピっときた。教授は私に気を使って実験のみをやる人として雇ってくれたのだと。私としては山のような洗い物を暇なときにでもやろうと思っていたのだけどね。気を遣ってくれたのだ。感謝しなければ・・・。

しかし、学生が素手で洗い物をしているのが非常に気になる。訳のわからない試薬を溶かした瓶もあるのでちょっと心配になった。

この日の私の仕事は、電気泳動とさらなるPCRの仕込みのみ。本当に簡単すぎる。カレンの仕事をやらせてもらっている感じなのだが、アメリカの博士課程の学生ってこんなにすることないの?って密かに思っている。そうそう、修士課程の学生も修論用の実験などをしている様子もない。授業と実習のみなのかしら???不思議でならない。この大学のうちのラボ特有かもしれないけど、日本の学生はよく実験していると思った。あー、でもここの大学院生を旦那に持つ友人たちは、課題がすごくて旦那さんは皆家でもたくさん勉強していると言っていた。教育方針が違うと言うことなのかな。。。そういえば以前の職場で、アメリカでポスドク経験のある女性ポスドクが「アメリカでは研究(実験)があまりできなくてもコミュニケーション能力がある人の方が評価されるのよ」と日本の超優秀な学生たちに話していたのを覚えている。聞いていて信じられないと思ったが、そういうラボもあるってことかもしれないな。

前回のPCRの結果は、カレンが以前抽出したDNAはすべて何某かが増幅されていた。カレンは大喜びで私をほめてくれたけど、私としては今ひとつピンときていなかった。そもそも、primerが何なのか?わかっていないので・・・。サーモバクテリウムという属?に特有な配列を増幅するプライマーなのではないか?と思っていて(サーモバクテリウムを分離しようとしているらしいので)、うまくいったのは私のお手柄でもなんでもなく。。。PCRの条件も何もいじってないし・・・。でもカレンは私の反応があまりにも薄かったからか、紙に書いてくれてまでグレイト!!とほめてくれていたので喜ぶべきことだったのかもしれない。まあ、よくわからないが、次回からはかわいげのあるリアクションを心がけようと思った。

ところで、やっぱりESLよりも働いている方が英会話の習得に役に立つようだ。相手から何か問われてとっさの言い返しって言うのがかなり難しい。簡単なことでも、とっさだと口ごもってしまうのだ。今日はアイザックがサーマルサイクラーのおいてあるベンチを使っていた。私がベンチに近づいたらとっさに彼は "You can move these things (on the bench)."(よく覚えてないけどたぶんこういったと思う)と早口で言った。「どかしていいよ」って言うのをこう表現するのかと理解した。今回はベンチを使う予定ではなかったので、OKといってそのまま動かさなかったけど、次に同じシチュエーションがあったら「ありがとう。でもベンチはつかわないんだ。」といえるようにしたいと思った。ただ、ちょっとcanなのかcan'tなのか判断がつかなかったのが本当のところでもあった。

話は変わるがアイザックはすごくキュートだ。こんなこと日本人のおばはんに思われているなんて気の毒でもあるが・・。背は高くて180センチくらいありそう。すごく細身。少し前まではくりくりヘアーでマックのドナルド?位の髪の長さだった。動きもドナルド風だった。働き始めて久々に会ったら髪が少し短くしなっていてなんだかステキになっていた。歯並びが異常にきれいできれいで・・・すごい美形って訳ではないけれど、やっぱり歯は大事だわ~と本当に思う。歯並びが美しいと、本当にきれいな顔に見えるのだ。。。さわやかというか・・。ガン見しちゃ悪いからチラ見で我慢しているがlovelyフフフフフ

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2008年3月26日 (水)

仕事4日目

今日は9時半から。

旦那は「俺は今日はゆっくり行く」とのことで、まだ寝ていた。

ラボについて少し早いがカレンに顔を見せにいくと、昨日作った培地をチェックしている。。が、どれも酸素が入っていて使えないようだ。培地の色はグリーンが良くて、透明は大丈夫でピンクが駄目。私のはほとんど透明っぽいんだけどどうやらピンクがかった透明のようだ。2個くらいはOKのものもあったけど・・・。ものすご~~いショック。とりあえず、今日はカレンが前に作った培地を使って植菌することになった。

いや、何が悪いのだろう。。そこがわからないと次にまた失敗しそうだ。今日、カレンがノートの培地の配合と手順をきちんと活字で打ってくれてプリントしてくれた。それをじっくり見ると、Na2S関連の試薬を入れる順番が違っていた。そこが原因なのかな?ボイルして室温に戻した後に入れるらしい。ここかもしれない。。。しかもその試薬のストック液のことをreducing solutionというらしい。ってことは・・・。昨日は文字が全く読めなかったのだった・・・。

カレンのとても良いところは放置主義のようだけど、実際よく見ているみたいで、たぶん、彼女は順番が間違ったことに気づいているんじゃないかな。。。でも、いちいち言わないのね。そしてちゃんとPCでレシピを作ってくれるのが優しいね。

で、今日は嫌気性細菌の植菌の仕方を教えてくれた。注射針を古い培養液が入った瓶のゴム栓のところにさしてそこから培養液を吸い出すんだけど、その前にN2が入った瓶にシリンジをさして1回フラッシュ。ひとつひとつ本当に大変だ。抜き取った培養液を新しい培地に入れて終了。カレンは「できそう?何か質問は?」と言って、私もこれは大丈夫だなと思い「大丈夫」の意を英語だかジェスチャーだかで表すと、彼女はその場から立ち去った。

そしていよいよ作業。まずは瓶のふたをエタノールをつけて焼いて、注射器をN2でフラッシュして、古い瓶を焼いて、注射針を刺して・・・。この注射器を使うのがどうにも苦手だ。ゴム栓が固く固くて、まず刺さらない。しかも抜くときも抜けなくて針の方を持って力一杯、かつそおっと抜かないと培養液が飛び散るのだ。本当に、大変。固いの何のって、臭いの何のって・・。あと、心配性で妄想力豊かな私には『針が折れたらどうしよう。こわい。』ってのが頭を巡って内心びくつきながら仕事をしているのだ。なので余計に疲れる。

でも、作業は意外と早く終わった。終わった物をカレンのところに持って行き、インキュベーターで一晩、静置培養。

次はカレンが以前抽出してあったDNAをPCR。これもGoTaqだと準備が簡単でさくっと終わって今日の仕事は終了。昨日遅かったからと言うことで、今日は早めに帰宅。

が、帰る前に旦那に雑用を言い渡され10分ほど雑用してきた。

ところで、ここのラボはものすご~く古い実験道具がわんさかとある。旦那の使っているガスバーナーがその一つ(だと思う)。スタンドマイクみたいなすごい物。おまけにチャッカマンみたいな器具がこれまた不思議。私は初めて見たけど、チャッカマンはなかなか良い感じ。こっそり日本に持って帰りたいが・・・。後ほど写真を撮ってアップしたい。。

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2008年3月25日 (火)

仕事3日目

今日は11時出勤。何でも火曜の朝、カレンは用事があるようだ。

11時前にラボについてカレンに顔を見せると「今日はこれをやるよ、書き出してみた」と言った。

1.嫌気性細菌用の培地作り。

2.金曜日のPCR productsの確認

3.金曜日に電気泳動したアガロースゲルのチェック

とのこと。「まずはアガロースゲルを作ってね。ゲルの場所覚えてるよね?」と聞かれたらしいが、最初の方が聞き取れていなくて『ゲルってどっちのゲルだ?金曜日のゲルの場所は知らんぞ??』と心の中で思って「ノー」と言ったら、カレンは不機嫌に・・。ひょえっ!「カモン!」と不機嫌な感じでくるっと向きを変えて歩き出した。『こわいよこわいよ・・(T T)』と行き着いたところは55度のインキュベータの前だった。で、ゲルの入っているフラスコを取り出すと中味が入っておらずカレンは変な顔をしながら「ゲル溶かすところからね」と言って立ち去ろうとした。が、私は試薬の場所やどこで量るか知らないので「アイドンノーホエアー」とその後はジェスチャーで聞いてみた。するとアガロースはゲルステーションにあって、「量るのはこっちよ。あとすべての試薬はここにあるからね。」とカレンの実験部屋の奥にある試薬室のような1.5畳ほどの小部屋に案内された。そしてカレンはさっさと立ち去った。

とりあえずゲル作り。日本では毎回ゲルを作るなんてしていなくて、面倒くさがりな私は作り置きが基本。固まるまで待っているのがねぇ。。仕事量が違うしね。まあ、ここはのんびり、ボスの方針に会わせることにして、こっちでは作り置かないことにした。

さてアガロースを溶かすに当たって、電子レンジが見つからない。アイザックやノハに聞くのもなんなので、旦那の実験部屋に行き、レンジは何処にあるの?と聞くと「みんなはオートクレーブで溶かしてるよ。俺はレンジだけど。」と言っていた。「でも、どっちでもいいはずだからレンジでやる!」と言い張ってレンジの場所を教えてもらいチンした。レンジのターンテーブルはほぼ半分に割れていて回らない。しかもフラスコの底にこびりついたゲルがなかなか溶けなくてイライラ。このひからびたゲルは金曜日からの残りが干上がった物ではないか??と頭をよぎった。だとすると、20~40mlは残っていたような・・・。ひえっ!ちょっと濃くなったがまあいいかぁ~~。「なんか濃くない?」と言われたら1g/100mlにしたと言い張ろうと心に決めた。決めとかないと余計なことを言いそうなので・・・。

で、ゲルを型に流し込んだところでカレンが来て、「次は培地作りだけど、まず金曜日のゲル見ちゃおう」とのことでエチブロから引き上げて冷蔵庫に入れてあったアガロースゲルをトランスイルミネーターの上に直置きで、実験室の電気を消してイルミネーターのスイッチをオン。一応マーカーの上の方と同じくらいの位置にバンドが見えた。マーカーのサイズがよくわからないけど、高分子量のところってことなんだと思う。一応DNA(ゲノム取ってたのかと、そのとき初めて気づく)は取れてたと一安心。しかもエチブロで染めたゲルを引き上げておけば保存できるとは初めて知った。自分としてはゲルにエチブロを入れる方が好きだけど、エチブロの処理の関係とかラボの方針に合わせるようにしている。エチブロ入りゲルでも電気泳動後に取っておいて後から写真を撮るなんてことをしたことがなかったので、ひとつ覚えた。ゲルをバッファーから引き上げることが大事なのかな。

チェック後はエチブロ液がついたトランスイルミネーターを拭き取ることもせずにゲルだけ捨てて終わり。ちなみに(今日は??なのかな)写真も撮らない。しかもこの機械もゲルをのせるガラス?面が割れていて長方形のガラスの長い方に平行に2本ヒビが入っている。うーむ。本当にお金がないラボなのかな?日本のラボならここまで壊れかけてたら新しいのを買うと思うんだけど・・・。まあ、どうにかぎりぎり使えないことはないからありなのか・・。など考えつつ次の作業へ。

ところで、ここの大学(ラボ?)はエチブロ付きのゲルやグローブは危険ゴミだがエチブロ液は流して良いのだ。本当に?と思いながらどこかで浄水しているかなということでそのまま流しに流した。

培地作り。これが大変な作業だった。まずはカレンのノートを貸してもらって書き写した。が、くせ字で読めないことが多く、最初からいきなり躓いた。やっと写し取り試薬室へ行って秤量開始するも、試薬探しに手こずる。どこのラボに行っても最初は試薬探しって時間が掛かる。が、ここはアメリカ。当たり前のように試薬は英語表記なので・・・。私が今まで在籍したラボは全部日本語名?で分類されていたと思う。一つ一つ英語に変換して探すので本当に大変だった。今後は日本でも意識して英語読みするべきだと今までのやり方を反省した。

8つの試薬を探して量り取るのに2時間以上掛かった気がする。(合間に電気泳動などはしていたがたいした時間は掛かってないし。。。)YEと書かれた文字がおそらくYeast Extractだとは思うけど確認しないといけなくてカレンはお昼にいっているようだったのでアイザックに声をかけて確認したり、NO2Sと書かれた試薬が見つからず、旦那にこっそり聞くも旦那も使ってないとのこと。その試薬探しに30分以上費やしたような・・・。カレンは相変わらず見あたらないのでノハに聞いてみると「ホニャホニャホニャ・・これはNa2Sのはずだからここだよ。」とその試薬が入っている冷蔵庫に案内してくれたところ、そこに偶然カレンがいた。どうやら冷蔵庫の隣のドラフトの前でTLCをやっている(のを見守っていた?)のか電話をしていたようだ。

で、カレンに「この試薬は?」みたいな展開になり、結局はNa2Sで良かったが「アイザックのノートにはNa2SのことをNO2Sと書いていたからあってるはず!!」とちょっといらつき気味にノハに言い返していた。まあ、それはどうでもいいが、結局その試薬と別の試薬を一緒に溶かしたストック液が作ってあったことを後に知った。今日は先に1種類の試薬を入れてしまったのでNa2Sを量って入れることにした。後々よく考えるとNO2Sっていう化学式はあり得ないはず?だった。やっぱり私はテンパっていたに違いない。

Na2Sは(たぶん初めて使った気がする)すごい潮解性で、試薬瓶の中は溶けはじめの氷のような感じになっていた。こりゃ、適当に量ればいいやとちょっと多めに量り取ってフラスコに水で流し入れた。すると、フラスコの中の試薬が溶け始めて、温泉場のにおいが。ほほー。。。こんな培地は初めて作った。が、これで終わりではなく、まだまだ大変な作業が残っていた。

嫌気性の培地のため脱気しなければならず、空気酸素が入っているとピンクになる指示薬を加えた後に一度ボイルする。その後N2ガスを送りながら氷冷して室温に戻し、pHを調整後小瓶に分注して(これまた小瓶にもN2ガスを送り続け)ゴム?栓で密栓してアルミのキャップで打栓する。

いや~この作業で本当に死ぬかと思うほど疲れ切ってしまった。しかも今日は11時から13時までの2時間しか働かない予定だったのでお昼も食べてない。涙。

ガラスのピペットを培地を吸い上げる前にN2ガスを吸ってフラッシュ(とも洗い?)してから吸い上げる。それを分注、素早く、打栓なんだけど、小瓶の中でN2ガスが強すぎて培地ががんがん飛び散るし、ゴム栓がちゃんと入らなくて力でねじ込まねばならず、年寄りには本当に辛い作業だった。指にまめができた。旦那がこのラボで働き始めた頃、疲れ切っている日が何日も続いて「手が痛い手が痛い」と口にしていた理由が今わかった。私は22個分の作業を14時から初めてなんと終わったのは16時過ぎ。信じられな~~い。本当に疲れた。1本に5ml分注したので1Lも作った培地の残りはそのまま廃棄。しかも、小瓶に移したところ、培地がピンク色に・・・。ピンクだと酸素が入っていることになるそうだ。本当に泣きそうだった。が、これからやり直すわけにも行かないし、オートクレーブで脱気出来る場合もあるからということで、そのまま、オートクレーブにかけて帰宅することにした。本当に疲れ切った。

旦那も一緒に帰ると言うことで学内のバスにのりアパートにつくとそのままワッフルハウスに向かった。またか。。と思いつつもすご~く空腹だったのでたくさん注文して完食した。本当に疲れた一日だった。

ちなみに、PCRの結果はポジコンはバンドがあって自分が抽出したDNAはバンドがなかった。カレンは「やっぱり培養液が古かったのね」と言っていたが正直何やってるかよくわからないのであまり気にならなかった。確かに昨年9月に培養した菌体だった。。。

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2008年3月21日 (金)

仕事2日目

今日は2日目。

出勤してからPC室にいるカレンに顔を見せると、なにやら話し込んでいる様子。私に気づいて人差し指をたてて目配せした。おそらく「ちょっと待ってて」って意味だと思い実験室に戻って待機していた。しば~らくしてカレンがやってきたので「今日はチェックを持ってきました」と話すと、実験のスケジュールの合間に事務所に行こうと言うことになった。

今日はDNA抽出はせずにアガロースゲルでDNAを確認してPCRをするとのこと。で、カレンのいる実験室へ行きまずはゲルを造る。アイザックのベンチの隣がゲルステーションになっているようで、何年前のものだろう?っていう妙に大きなパワーサプライが1つと小ゲル用と大ゲル用の泳動槽がひとつずつあった。へぇ、これしかないのかぁ・・・。ちょっと意外だったがここのラボでは恒常的に使う物ではないようなのでまあそんな物なのかなと思うことにした。どうりで旦那は自分でmupidを買ったわけだわ。。ゲルは溶けている物がインキュベーターに入っていてそれを流し込んだ。

ゲルが固まるまでの間にチェックの番号を書類に記入し、チェック1枚に「VOID」と大きく記入して添付した。それらを事務室まで持って行くと、給料の口座振り込みのために私のSocial Security Numberが必要だそうで、電気泳動を流し、染色までやって、PCRを仕掛てからSSNオフィスに行くことになった。

泳動はごく普通にやったけど時間を見なかったので実際何分流したかわからなかったのがちょいと失敗。電圧をチェックしようと思ったけどたくさん目盛りがあって、何V流しているのかよくわからなかった。でもカレンが最初に説明したときは10分泳動と言ったので結構な高電圧で流しているように思われた。実際は10分以上流していたと思うが。。。染色はタッパに水を適当に入れて、エチブロを15マイクロ入れた。感覚でやってるのかなぁ。電気泳動中にDNAの確認をせずにPCRの準備をした。GoTaqを使って混ぜるだけ。サーマルサイクラーもMJ researchの物だけどちょっと小さくて500μのチューブが24本か12本くらいしか入らなそうな感じ。そして本体のふたを開けたまま外付けの重しのようなふたを乗せてプログラムスタート。なんだかよくわからないけど、内容を理解する必要がない立場なのでスルーすることにした。

その後カレンの車で色々事務系を回ってからSSNオフィスへ。いや~、本当に彼女に感謝の一日だった。SSNオフィスでは申請用紙の書き方から彼女が次々教えてくれるので非常にわかりやすかったし、その前の大学の事務関係も彼女がいなかったら泣きたくなるほど大変だったに違いない。待ち時間に色々話もできたし、楽しかった。しかし、年齢がカレンにばれてしまいアンビリーバブルを連呼され困った。意識して若ぶっているわけではないので少々辛かった。でも、カレンはさばさばしているので年齢関係なく色々とアドバイスをしてくれるので助かった。

カレンとは会話がかなり通じる。彼女の言っていることは8割は理解できている。ゆっくり話してくれているし、私の適当な英語は彼女はちゃんと解釈してくれているようだ。話していてわかったのは彼女にはアジア系の友人が結構居るということだ。ノンネイティブの英語を知っているので一応私の英語も聞こうとしてくれているようだ。たくさん話せて良かった。帰国までにはもっとスムーズに会話ができるようにならねば・・。

この2日間「かまやつのO.K.はnot O.K.の意味のO.K.よ。言っていることがわからなかったら何でも聞き返して。本当にO.K.の時は元気に言うの。」と数回言われた。どうもよく聞き取れなかったときの私のO.K.はネガティブな答えになっているようだ。American EnglishというESL(独学用)の教材を勉強していてアクセントに関する項目がやたらと出てきて、同じ意味の単語でもポジティブ、ネガティブな言い回し方があると言うことが何度も出てきている。何となくその意味がわかった。自分としては聞き取れなくてもこの場面ではオーケーなはずだからと思って口に出した言葉だが、いまひとつ理解できていないことが正直に声色に出てしまっているようだ。だからカレンにも理解してないことが伝わってしまっているのだ。おもしろい物だと思った。こんなちょっとちょっとのことが、とても楽しく英語をもっと話したいと思わせてくれるので、働き始めたことは良かったんだと思った。ESLに行くよりも得るものは大きいように感じる。が、カレンとたくさん話すのも最初だけのような気がしなくもない。。。

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2008年3月18日 (火)

仕事始め

今日から仕事が始まった。

教授はニュージーランドに5週間の出張中だった。私の面倒を見てくれるのは博士課程の学生のカレンという女性だ。旦那から「あんたとそっくりでかなりきつい人だから。問題起こさないでよ。」と素直に「うん」と言えないようなことを言われていたので少々びくつきながら出勤した。

カレンはヒデとロザンナのロザンナさんを若くして丸顔にしたような感じで、背は低く160センチくらいかな。私よりかなり低い感じがするから160センチもないかもしれない。そして、ハナピアス。耳にももちろんピアス。耳の上の方の裏にもピアスをつけていたので、どうやってつけているのか気になった。

まず最初に学科のオフィスに行って、雇用契約上に必要な書類をもらいに行き、戻ってきてからペーパーワークとPCで大学のガイダンスを行った。毒劇物関係の扱いや大学や州での取り決めなどが書いてあって、じっくり読んだり流したりで1時間以上PCに向かっていた。簡単な言葉で書いてあるのだろうけどやはり語彙不足のため難しく感じた。

最後の方を読んでいるところで、書類を印刷しなければならないページが出てきたりして適当にやっているととばしてしまうので結構大変だった。結局私がチェックを忘れたために事務室に書類を出すことができなかった。

その時点で11時半。カレンが「今日は仕事どうする?」と聞いてきたので、やる気を見せて「少しやります」と言ってみた。仕事は嫌気性好熱菌のDNA取りとPCRなのでとりあえず今日はDNAを取ることにした。このキットを使ってと渡されたが中味がほとんど入ってない状態で箱の中に一緒に入っていた試供品をやりくりしてやっと2サンプル分残っていたので2サンプル分抽出してみることにした。プロトコルをチェックしたり、色々準備していたら12時を回ってしまったので取り合えずお昼を食べに旦那と一緒に食堂に行った。

食堂はビュッフェ式だけど、ひとり9ドルちょい。高い。好きな物が選べるし、デザートやコーヒーなども好きなだけ食べられ、ワッフルを自分で焼くこともできる。学生は1500ドル近く払い込めば1年間朝、昼、晩といつでもフリーパスで入れるようだ。わが家はそこまで利用しないからたま~に行ってみては入り口で高いお金を払っている。

食後にDNA抽出を始めた。なにしろお道具がないので旦那のを借りたり、他の実験台においてある遠心機を持ってきたりと結構面倒だった。実際に抽出作業は30分も掛からなかったが終わったら3時半。カレンはTAで学生実験室にいたので置き手紙をして帰ることにした。外は土砂降りの雨で傘は持っていたもののバス停まで行くまでに膝下がびしょ濡れに。おまけにバスも10分ほど待ったし来たバスは学生で激混み状態。人が降りて空いた二人がけの席に相席で座ったが隣の男性が変質者っぽい動きを見せたのでいらだった。たぶん彼は嫌がらせでわざとやっていたと思う。むかついたが無視するしかなかった。

帰宅後に雨はすぐやみ晴れ渡っていた。このめまぐるしく変わる天気がどうにも好きになれない。。。

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